2018年度 一般社団法人

沼田青年会議所

Junior Chamber International

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Jan

2013

2013年度理事長所信

2013年度 一般社団法人 沼田青年会議所 理事長所信

2013年度理事長

櫛渕洋介

<新たなスタートを迎えて>

一般社団法人 沼田青年会議所。沼田青年会議所は41年の時を経て、今年新たなスタートラインに立っています。沼田青年会議所が産声をあげた1972年以来、諸先輩が一年一年積み重ねた歴史、一人一人が紡いだ思いが脈々と受け継がれて今日の沼田青年会議所があります。

「青年会議所は先駆けたれ」、「今の”活動”ではなく、未来へつながる”運動”を目指せ」。諸先輩から代々受け継がれている言葉です。その言葉どおり、先輩達はそれぞれの時代で「英知と勇気と情熱」をもって、利根沼田に夢を描いてきました。

本年スタートする沼田会議所第7期長期計画では、利根沼田を「自慢のまち」とするために、「地域自慢」を確立して共有化すること、すなわち皆が胸躍らせ、自慢したくなるような地域の夢を生み出すことを目標に掲げています。新長期計画元年、皆で力をあわせて、これからの5年、10年へとつながる夢の種をまこうではありませんか。

<混沌とした時代の中で>

「失われた○○年」といわれて久しい近年。バブル崩壊以降、日本において失われたと言われる時計の針は未だ進み続け、日本全体を包む閉塞感は慢性化しています。少子高齢化問題、エネルギー環境問題、財政問題等々、利根沼田においても一朝一夕で解決しえない大きな社会問題を前に、将来の展望を描くことを諦めて、目先の快楽を刹那的に享受しようとする風潮もあります。

だからこそ、我々青年が夢を描く必要があります。青年世代には、混迷の中で地域の希望となり、停滞を打破する推進力となる責務があります。そして、利根沼田のリーダーたるべき沼田青年会議所メンバーには、責任と誇りを持って率先して夢を語る義務がありチャンスがあります。

<夢こそ力>

広辞苑によると、「夢」には ①将来実現したい願い②空想的な願望③はかない物の例え…等、いくつかの意味があります。空想的で非現実的な夢物語ではなく、将来の実現をめざす現実可能性のある夢こそ、人々に活力をもたらします。人々をワクワクさせる未来への広がりと、そこに至る現在からの確からしい道筋が「現実的な夢」の条件です。力強い夢への期待感が、地域の人々を元気づけます。同時に、夢には、それを描き、実現を目指していく中で、関わる人々の間に生まれて伝播していくプラスのエネルギーがあります。仲間と夢を描く過程でうまれる高揚感とつながりは、我々沼田青年会議所メンバーのみならず、利根沼田の大きな力となります。

そのためには、夢を語り合う土壌をつくることが必要です。

我々青年会議所メンバーをはじめとして、利根沼田の人々が夢の素晴らしさと夢を描く面白さを体感して、積極的に夢を語り、語られた夢を前向きに受け止める雰囲気ができれば、夢の語り手が次々とうまれていきます。一昨年立ち上げた沼田JC文化アカデミーの理念は、利根沼田のいい所(人や自然、文化の資源)をテーマにして、人が学び・出会い・つながっていくことです。同様の理念をもってまちづくりに取組んでいる団体やプロジェクトと連携して、利根沼田の住民が主役となる市民大学構想が具現化すれば、ワクワクする夢を生み出す有力な発信基地となるに違いありません。

<真の夢を描くために>

皆の力となる真の夢を描くための大切なポイントは、「厚み」と「リアリティ」です。

「厚み」とは、多角的な視点から物事を捉え、議論を重ねること。そして、会議室の中から飛び出して、色々な人々に会い、現場の雰囲気を肌で感じ取りながら考えることです。「リアリティ」とは、現実にある問題を真正面から捉えて、その実態の調査・研究をふまえ、実現するための方策を順序立てて考えた実現性を示すことです。

沼田青年会議所の書棚には、これまでの歴史で作成された多くの資料があります。そこには、先輩方が多くの時間をかけて重ねた議論や調査・研究の成果が詰まっています。手にとって開くと、そこにある“思い”(企画や報告)の「厚み」と「リアリティ」が伝わってきます。現在の沼田青年会議所を担う我々のそれを振り返ったとき、時代情勢や変化スピードの早さを言い訳にしてはいないでしょうか。沼田青年会議所が沼田青年会議所らしくあるために、そして、沼田青年会議所メンバーとして真の夢を描くために、今改めて、我々は「厚み」と「リアリティ」を追求して、自らの考えを思い込みや思いつきでない真の“思い”へと磨いていかねばなりません。

<まちの力となる夢を>

明るい豊かな社会をめざすために、「明るいとは?」「豊かさとは?」という、抽象的・哲学的なテーマを議論することはとても重要です。同時に、我々は喫緊の課題に立ち向かう地域のリーダーとして、地に足のついた具体的な議論をする必要があります。個別テーマを設定して、より具体的な議論を重ねることにより、地域の人々を巻き込む力をもった、よりわかりやすい夢を描くことができます。

少子高齢化は、利根沼田を含めた地方で特に進行している事象です。その特徴的な人口構成をいかしたまちづくりのアイデアが、利根沼田はもちろん、全国の地方で、都市で、少子高齢化を迎えている世界の多くの国々で求められています。

エネルギー環境も、将来の国の行く末を決める重要なテーマです。世界の直面する課題に対して、利根沼田は大きなアドバンテージを持っています。その強みをいかしたまちづくりモデルをいち早く確立することができれば、利根沼田が世界をリードする存在に成り得るのです。

<夢を実現する組織へ>

我々の描いた夢をまちへ広め、実現へ向けた運動として広く展開していくためには、メンバーの拡大が必要不可欠です。          年間をとおして、JCの魅力を伝え広めていくことで、これまで以上の会員の拡大を図っていきます。

そして、メンバー一人一人がそれぞれの力を最大限発揮して、沼田青年会議所の組織力を極大化できるよう、それぞれの役割を明確化して、メリハリのある組織運営を行ってまいります。新入会員も例外ではなく、沼田青年会議所メンバーとしての基礎トレーニングに取り組むと同時に、即戦力としてより実践的な場で持てる力を発揮していきます。既存メンバーも、限られた人材を限られた時間の中で生かすために、役割を会全体で広く分担する一方、目的と情報を共有して委員会等の組織間の連携を重視していきます。

<50年へむけて>

新たなスタートとなる本年は、5年後・10年後の未来へとつながる、まちづくりプランの企画書を策定いたします。利根沼田が自立した地方都市として、循環継続的に成り立ち、そこに住む人々が明るく豊かに暮らすまちになるには、どんなまちづくりプランが考えられるのか。そのプランのもと、沼田青年会議所はどんな役割を果たすのか、青少年育成事業をどのように行っていくのかについて、テーマ毎にまちづくりプランを企画します。

現実社会の難題に真正面から取り組む調査・研究および企画・立案の過程と成果は、直接的・間接的に今後10年の青年会議所運動に必ず役立ちます。また、近年のメンバー構成および時代環境にあわせた組織運営の試みは、今後の組織の在り方を考える上で試金石となります。

創始以来、沼田青年会議所はまちの夢を描き、その夢を先輩達は各々の志として胸に秘め、情熱を燃やして運動を行ってきました。50年に向かう沼田青年会議所運動が変わらぬ情熱を燃やし続けるためには、我々一人一人が己の志へと昇華できる共通の夢が必要です。本年はその種まきをする年です。今年まいた種が5年後、10年後に花開き、大きな実が垂れることを願って、全力で取り組んでまいります。

【基本方針】

1.夢の語り手を増やす事業の実施と企画・立案

2.利根沼田の直面する課題テーマの実態調査・研究および企画・立案

3.JC運動を広めるための会員拡大の推進(目標30%)と会員一人一人の力の活用

4.組織力向上に向けた委員会間の連携強化と全体事業の分担化

<明るく、楽しく、元気良く>

“前向き”な気持ちが自分も周りも「明るく」します。「楽しく」なるには“主体的”な姿勢が必要です。「元気良く」過ごすには、やる時に“本気”でやるメリハリのある行動が一番です。

青年である我々が前向きにならなくて、誰が前向きになるでしょうか。まちの中で率先して最も主体的に行動すべきは我々青年です。我々の利根沼田への本気の思いは誰にも負けない自負があります。先輩達がそうしてきたように、一年間、メンバー全員が各自の役割を「明るく、楽しく、元気良く」全うすれば、おのずと素晴らしい夢が描け、利根沼田が「明るく、楽しく、元気の良い」まちになることへとつながっていきます。

理事長として、最も明るく 最も楽しく 最も元気良く 行動することをお約束して、2013年度理事長所信といたします。