2024年度 一般社団法人
沼田青年会議所 Junior Chamber International NUMATA

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2009年度事業報告 災害ネットワーク委員会

2009年度 事業報告

災害ネットワーク特別委員会

委員長 高橋 秀隆 

事業目的

(社)沼田青年会議所の近年目指すべき目標は「選ばれるまち利根沼田」の実現です。

その上で「自立したコミュニティー」の創造はその目標実現に対する有効な運動と捉え、その手法の1つとして自助公助共助の視点から災害を切り口とした事業が効果的であるとの考えに至りました。

当委員会では利根沼田地域の「災害ネットワーク」の構築を念頭に、そこに適合するシステムと、存在する人々の暮らしを、行政や他団体との明確な役割と関わりを含みながら、紐解き、目指す目標へつなげていきたいと考えました。又広く、JCやJAYCEEとしての「変革の理念と先駆けの思想」、「徹底と継続」に裏打ちされた本事業の具体的運動方針を提示し啓蒙へと結び付けていきました。

最後になりますが、JCらしい運動展開と活動を基本に委員会や事業を出来たと考えています。

 

事業報告

3月6日(金) 3月第1例会

沼田中央公民館 3F 第1講義室

~地域を考える  『わたしの出来ること』~

講師    群馬大学大学院    片田敏孝教授

パネリスト 沼田市社会福祉協議会 木村敬史事務局長

高橋場町       酒井喜三治区長

 

7月12日(日) 7月第1例会

沼田中央公民館 3F 第1講義室

ボランティア交流会

~地域の安全安心を考える 『わたしたちの出来ること』~

第1部 災害ネットワーク特別委員会報告 ~「共助」とは~

第2部 グループディスカッション ~地域の「共助」~

第3部  交流会

講師    群馬大学大学院    片田敏孝教授

 

11月6日(金) 11月第1例会

沼田商工会館 2F 大ホール

~安全安心から考える「選ばれるまち利根沼田」~

         つなごう輝く未来のために!

第1部  第6期長期計画「選ばれるまち利根沼田」と本年度

第2部  JC運動と安心安全のまちづくり

第3部  沼田JC災害マニュアルの提案と意見聴取

 

【参加事業】

9月13日(日) (社)日本青年会議所関東地区協議会 災害フォーラム

さいたまプラザウエスト 災害関連事業 LOM事例発表

 

9月27日(日) 沼田市防災訓練 訓練実施

沼田市利根中学校 校庭

 

10月3(土)~4日(日) 沼田市防災フェア ブース出店

グリーンベル 2F

 

高橋場町安全を守る会 活動参加 4回

高橋場町福寿会    活動参加 4回

4月15日(水) (社)那須ノ原青年会議所 例会参加

6月 5日(金) 島根県松江市法吉地区視察

9月27日(日) 沼田市防災訓練参加

10月 4日(日) 沼田市防災フェア参加

委員会開催数 30回

スタッフ会議開催数 7回

 

総評

(社)沼田青年会議所として防災・災害対策への取り組みは初めてのことであり、手探り状態で進める一年でありました。内部へは委員会サイドからの投げかけに終始し、メンバーとのキャッチボールまでは至らない結果となり、深い理解へはもう少し時間が必要だと感じています。しかしながら次年度へつながる人材の育成を平行して出来たことは委員会として最高の喜びであります。

例会を外部参加型として、「自助・共助・公助」を一貫したキーワードとし、多面的な角度から防災・災害対策へのご理解を頂けるように勤めました。終了時、参加頂いた多くの方に応援のお声がけを頂き大きな運動への可能性を感じたことが最大の評価だと感じています。

地域社会とのネットワークについては、核となりうる団体様と互いの事業に参加し合うことで今後の展開に可能性を見いだしました。特に沼田市総務部総務課消防防災係様と沼田市社会福祉協議会様とは内容の濃い交流をさせて頂き、当会議所への深い理解も頂けたと考えます。今後は更に広く交流を加速させ、防災・災害対策ネットワークの構築を進めて頂きたいと考えます。

当会議所内部の防災・災害対策に関する法整備については、ある程度一区切りを終える事が出来ました。「災害対策活動特別規程」の新設と「災害対策活動特別会計」の設立です。しかしながら現時点においては両法案とも「作った」に過ぎず、次年度以降は実行、検証、精査を定期的に行いないながら高い完成度を目指して頂きたいと考えます。

又、メンバーへ向けて有事に限らず日頃からの意識と行動の指針である「災害マニュアル」を作製しました。この中にある「心得」は委員会からのメッセージであり、是非ともご愛用頂きたいと願います。

委員会として『JCらしく活動をする』をモットーに1年間の活動を行ってまいりました。『JCらしく』という抽象的な言葉ではありますが、行動の中から具体的に学んだ事も多くありました。その中でも『来てもらうから出向く』という実践は大きな成果を生みだし、現在のJCが失いかけた大切な想いをメンバーへ伝えられたと実感しています。

「JCもある時代」の中で「JCらしくある」ためには今一度自らの誇りを持ち、個とした団体として地域の中で特別の存在にならなければなりません。今後も、運動を通じて多くの方々に感動と共感を与えられるよう願います。

最後に、ご指導頂いた多くの皆様、沢山のご協力を頂いた本部の皆様、励ましあった同期の委員長の皆様、そして全てのメンバーに深く感謝を申し上げます。

委員会メンバーの皆さんには本年の活動が、今後のJC生活において大きな糧になれば幸いと感じます。

全ての人々に心からの感謝を申し上げ総評とさせて頂きます。ありがとうございました。