2019年度 一般社団法人

沼田青年会議所

Junior Chamber International

NUMATA

理事長所信

理事長所信

47代理事長  倉沢 芽久美

はじめに

私たちが暮らす利根沼田は、緑豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しい景色や特産物に恵まれた素敵なまちです。子どもの頃を振り返り思い出をひも解くと、春には満開の桜の下で入学式の写真を撮り、夏には野山を駆け回り昆虫採集や清流の中で魚を追い回したこと。秋には収穫の始まった田んぼで飛び跳ねるイナゴを捕まえ、冬には雪だるまやかまくらを作り、雪合戦で本気になったこと。私たちの思い出の背景には悠久の昔から広がる大自然が存在します。(一社)沼田青年会議所はこの大自然の中で多くの先輩諸兄が夢を語り、地域を想い、仲間とともに切磋琢磨して歴史を紡いで参りました。
私は(一社)沼田青年会議所が長きにわたり実施してきた「小中学生作文コンクール」の対象者であった1989年、平成の時代が幕を開け同年施行された消費税法に子どもながら社会の変化を覚えました。そして、平成の時代も今年度新たな時代へ移り変わろうとしています。現在の日本においては2016年より導入された18歳からの選挙権や、2022年には18歳で成人を迎える等、社会において活躍する世代の定義が広がりつつあり、考え方も多種多様になる機会が増えていきます。加えて私たちが見つめる未来には「少子化・人口の流出減」が予測されています。こうした社会的な減少をたどる時代が予測されている中で私たちは明るい豊かな社会を目指しています。
私が思い描く「明るい豊かな社会」とは何か。それは環境や状況がどのように変わっても子どもたちが生き生きとした笑顔を輝かせ、人々が情熱を持って未来を・夢を語り叶える力が備わる「笑顔が輝くまち」です。18年前に私が母になったとき。生まれてきた我が子をこの胸に抱き真っ白く輝く子どもの未来に想いを馳せて笑顔が溢れる幸せを願いました。それは地域の子どもたちに対しても同じです。子どもたちの輝く笑顔が溢れる未来を想像すると、素敵で夢が広がり活力が生まれます。それでも人生は楽しいことも苦しいことも両方を経験するものですが、苦しかったこと、辛くても頑張ったことの方が後に振り返ると自分自身の糧になっていると気づく大切な経験となるのです。それは大人になっても変わりません。
だからこそ、私たちは10年後、20年後の未来に向け「明るい豊かな社会」を目指し一致団結して活動し、1年をとおして情熱を持って輝かしい未来を描き切磋琢磨すること で、地域にも情熱の灯を燈せる人財へと成長していく必要があります。
いつまでも「笑顔が輝くまち」を思い描き活動し、愛する利根沼田に決して消えることのない情熱の灯を。私たちが率先して燈していきましょう。

しなやかで情熱のある組織

青年会議所は、20歳から40歳の青年で構成されており、メンバー間での年齢差は一回り以上離れている場合もあり、受けてきた教育の違いも物事に対する価値観も様々です。現代社会は私たちが子どもだった頃に比べ、男女ともに活躍の機会も場所も広がり家庭内での役割も多様化しています。
そのような時代だからこそ、組織の運営にも更に幅広い目線を取り入れることで、より楽しく参加しやすい組織の形を築くことができるのではないでしょうか。
組織の環境をいきなり大幅に変えることは難しくとも、大河に変革をもたらす源流の一 滴のように、目的地に向かい小さな変化を起こし新しい流れを生み出すことは可能です。
「明るい豊かな社会」を実現する組織として環境や状況の変化にしなやかに対応し進化していくこと。どうしたらより良くできるか、より素晴らしい組織になるか一生懸命考え行動することで(一社)沼田青年会議所を更に情熱的に運営していくことができるのです。
利根川の源流地である利根沼田だからこそ、より豊かな流れを目指し運営していきましょう。

JⅭとしてのプライドを育む組織

青年会議所は40歳で卒業をするという決まりがある中で(一社)沼田青年会議所は45周年に向けて100名のLOMへと成長しようと目標を掲げ達成してきました。それは1年1年の積み重ねの賜物で、組織が一丸となり一心に目的達成に邁進した成果です。その反面、経験豊富なメンバーの卒業や、急激な組織の拡大により育成への課題と出席率の低下が見受けられ、JⅭとして運動を展開していることへの意識が薄れているように感じます。
青年会議所では「人は人でしか磨かれない」という言葉の通り人間としての本質を高めて磨き、卒業後の人生においても大切な人や愛する地域を守り、誰かのために役に立つ存在、地域に必要とされる人財に成長することが大切なのではないでしょうか。
限られた時間の中でJⅭとして運動しているのだという自覚と、地域を守れる人財へと成長するのだというプライドを胸に、日々邁進していきましょう。

未来に情熱の灯を燈し輝かせる運動

私たちが10代だった頃、利根沼田の未来をどのように思い描いていたでしょうか。また、大人たちに対してどのような印象を抱いていたでしょうか。
私は、早く大人になりたいと願う反面自由を掲げるには責任が伴うことに少し身震いし、地域の将来に対しても「自分1人が何かをしても変わらない」と否定的で大人たちに対しても「大人は自分たちが楽しいと思うことはしているけれど私たちが楽しいと思うことに耳を傾けて一緒に叶えてはくれない」と心に壁を作っていました。
高校生とは大人になる1歩手前の世代であり、社会に羽ばたく準備を始めるがゆえに自身の発想や感性、幼い頃に思い描いていた夢と現実のギャップに悩む多感な時期です。私自身大人になり子育ても経験し若者たちを見守る世代になって理解することも多々ありましたが、時に私たち大人は大切なものや守るべきものが増え「枠」に捕らわれすぎて10代の頃思い描いた夢や希望、純粋で素直な気持ちを忘れてしまってはいないでしょうか。大人が若者の目線に立つことで彼らに伝えられる想いもあるはずです。
「好きなことに情熱を燃やすこと」。それこそが、若者たちの最大の魅力です。若者の感性は私たち大人よりも柔軟で無限の可能性を秘めており、社会人になる前の経験は、楽しいこと、一生懸命頑張ったことから、辛く苦しいことなど自分自身を形成する上で重要な役割を担います。将来地元で活躍する若者、地元を離れて活躍する若者。次世代を担う若者は、どちらも地域の宝物です。若者たちが学校や家庭では学べない経験を積んでもらう機会を作ること、情熱を輝かせる機会を経験することは多ければ多い方が良いのです。
私たち青年会議所メンバーが若者たちとともに情熱を燃やし、彼らの笑顔が輝く事業を ともに創り上げ、10年・20年先の輝く人財を育成していきましょう。

輝く情熱の灯が溢れる未来を創造する運動

私たちは利根沼田で仕事を構え家庭を築き、誰もがまちの未来を思い描きます。人口の流出減や少子化が予測されていますが、10年後、20年後のまちにも笑顔と活気が溢れることを願います。私たちが暮らす「今」は長い歴史の上に成り立ち、先輩諸兄や先人たちが思い描き想いを馳せた「未来」です。
まちに元気が無くなってしまったとしたら、地域は寂しく廃れてしまいます。
まちの人々が自分たちのまちは自分たちで盛り上げようと主体者意識を持ち、また、そのような人たちが増えることで笑顔が輝き活気が溢れる未来が実現できるのではないでしょうか。
私たちが想いを持って運動を展開することで地域に主体者たる大人が増え、その結果、若者も集い利根沼田にたくさんの笑顔と情熱の灯が溢れるのです。愛する地域の未来を思い描いて、まちの人たちの笑顔と活気が溢れる未来を創造しましょう。

まちに煌めく情熱の灯を発信する運動

SNSが生活の一部として浸透している現在、一度に多くの人とコミュニケーションがとれるメリットや利便性に富み、写真が主な表現として愛用されているSNSがあるように写真1枚で伝えられる美しさや情緒もあり、個人が世界に発信できる時代です。私たちが毎日使っている日本語は外国語に比べると同じ意味でも様々な言い回しや表現があり、奥深い原語です。新聞や書籍にはたくさんの文字が並び、歌詞が付いている楽曲もあるように、日本語にはその瞬間の臨場感や情緒、景色の細部、感情の機微まで表現できる美しい言葉がたくさんあります。一度じっくりと向き合い見つめることで、メンバー個々の魅力はもちろんのこと、(一社)沼田青年会議所の魅力、事業の魅力、流れる時間の中に存在するほんのわずかな瞬間の煌めく情熱も、しっかりと伝えることができるのではないでしょうか。
私たちが「他人事」ではなく「自分事」として想いを伝え、日本語の美しさを最大限に活用し(一社)沼田青年会議所の1年1年の活動を「記録」だけでなくより鮮やかで豊かな「記憶」として残すことで、1年を通して存在する笑顔の輝きや、溢れ出る情熱が伝わります。
「明るい豊かな社会」を目指し愛するまちにより多くの情熱の灯が燈るよう、煌めく情 熱を伝えていきましょう。

むすびに

まちの10年後、(一社)沼田青年会議所の10年後、私たち自身の10年後を思い描き「明るい豊かな社会」を目指し情熱を持って運動ができることは、青年会議所の素晴らしさです。
私たちを育んでくれた大自然の季節の移ろい、澄んだ空気と水、広がる青空。優しく温かなまちの人たち。私たちは地域を愛しているからこそ、このまちで「明るい豊かな社会」を思い描きます。
1年を通じて私たちメンバーが情熱的に運動を展開することで、愛する利根沼田、次世代を担う若者たち、後に続く後輩たちにも「明るい豊かな社会」である未来をつないでいけます。
情熱の灯を燈したその先に笑顔の輝く「まち」と「個人の成長」を描いて、1年を進んでいきましょう。

スローガン

夢を描き 叶えるまち
未来も輝く情熱を燈せ!

基本方針

  • しなやかで情熱のある組織
  • JⅭのプライドを育む組織
  • まちの未来に情熱の灯を燈し輝かせる運動
  • 輝く情熱の灯が溢れる未来を創造する運動
  • まちに煌めく情熱の灯を発信する運動