2024年度 一般社団法人
沼田青年会議所 Junior Chamber International NUMATA

理事長所信(2018)

理事長所信(2018)

はじめに

1972年に利根沼田で誕生し、青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築き上げようと、先輩諸兄が想いを引継ぎ、運動してきた一般社団法人沼田青年会議所は、これから50周年という大きな節目にむかいます。50周年にむけた第一歩となる46年目だからこそすべきこと、それは「修練」を強く意識し活動することです。メンバーどうしが切磋琢磨し、高めた魅力を事業として発信することで、JCとして、JAYCEEとして、更なる成長につながると考えます。また、地域の方々も、一般社団法人沼田青年会議所の事業に参加し、高めた魅力や新たな価値観を受けとるなかで新しい気づきがうまれ、人生が豊かになるきっかけとなるはずです。

磨くこと、磨いた魅力を発信すること

スマートフォンの普及と情報ツールの進化により情報化社会はさらに加速し、個人や団体、企業が全世界へ向けて情報の発信をおこない、影響をあたえることができるのが当たり前の時代となりました。それは、利根沼田に住む私たちも例外ではありません。この時代において重要なことは、自身を高め続け、情報を読みとく力をつけること。そして、物事に能動的になり、率先して考動できるようになることだと考えます。それができる人財が地域に必要とされます。
そのために今年度は一般社団法人沼田青年会議所として磨くこと、磨いた魅力を発信することに集約して活動をおこなうなかで、メンバーや地域の方々に対して、自身を高め、率先して考動できる人財が増えることの重要性を伝えます。

人を磨く

「人は人によってしか磨かれない」という言葉があります。JAYCEEとしての成長もこれに通ずると私は思います。今年度は、人が人によって磨かれることを外的要因と内的要因に分け研修をおこなうことで、より魅力的な人財へ成長できる機会を創ります。
まず、外的要因としては、人との出会いを大切にすることや新たな出会いを体験することが重要だと考えます。自身の固定観念にとらわれず、違う価値観にふれることで、自分のなかに新しい価値観が生まれます。その出会いや経験はメンバーにとってかけがえのない友情や成長を得る機会になります。
内的要因としては、自分のこれからがどうあるべきかと向き合い、客観的に自分自身をみることで自身の成長のありかたを考えることです。会社や組織、地域そして自分の将来を鑑みて行動するなかで、新たな未来や可能性を拓けるはずです。

組織を磨く

一般社団法人沼田青年会議所は、昨年度会員100名を達成しました。現在も80名以上が所属しておりますが、入会3年未満のメンバーが会員の3分の2以上を占める状況です。だからこそ、明るい豊かな社会を築くために何をおこなうべきかを総会や理事会で議論し、決議するという会議体の重要性をよりしっかり伝え、意識する必要があります。今年度は、理事会議案をメンバーに見てもらうしくみを作り、総会、理事会の意義を伝えることや、メンバーの相互尊重を考えた委員会運営をおこなうことで、組織運営と役割徹底の重要性を意識付けます。また、50周年に向けて組織を磨くためにも1年をかけて、実態に即した定款、諸規定を検討し変更する必要があります。定款、諸規定を精査することは一般社団法人沼田青年会議所メンバーに規則の大事さを伝える機会にもなります。

魅力の発信

国が推進する地方創生において、青年が地域の魅力発信について考え、行動することが、これからさらに重要になってくるはずです。そこで、未来を担う青年が多く在籍する一般社団法人沼田青年会議所として、地方創生の大事な成功要素である、今もっている魅力を磨きあげることや、稼ぐまちについて考えることの2つに焦点をあて事業を展開します。1つ目のもっている魅力を磨きあげる事業として、沼田城に焦点をあてる事業をおこないます。近年では、NHK大河ドラマ「真田丸」が放映され、来年はグリーンベル21もTERRACEとして生まれ変わり、沼田市の基幹になると考えます。このタイミングだからこそ、利根沼田地域の魅力として全国区となった沼田城を活かした活動をおこない、(一社)沼田青年会議所の強みである若さと創造力で、選ばれる利根沼田について考える1 つの機会となるような発信をします。
2つ目の稼ぐまちについて考える事業として、経営について学び、地域でどう活用するか考える事業をおこないます。経営について学ぶことでゴールやビジョンをしっかり定めることができ、稼ぐまちにするために経営をどう活用するか考えることは継続的、意欲的に地域の魅力を発信することの重要性を伝える機会につながります。

魅力の拡大

近年、新入会員の拡大に成功している一般社団法人沼田青年会議所ですが、会の意義を感じられずにやめてしまうメンバーがいるのも事実です。そうならないためにも、さまざまな職種や立場のメンバーがいるからこそ、JCという組織はJAYCEEとして成長できる、自己成長の場であると、伝えることが重要だと考えます。自己成長の場であるならば、自身が魅力的な人間にならねばなりません。一般社団法人沼田青年会議所の活動をとおして魅力のあるメンバーを増やすことや、どうやったらファンが増えるかを意識し行動するなかで、「入会したい、させてみたい」「やめるのはもったいない」と思える団体を目指します。

むすびに

青年会議所の掲げる「修練」とは、失敗を恐れず全力で行動することだと考えます。そして、それが時代の変化に流されない青年会議所の素晴らしさです。
一般社団法人沼田青年会議所として、磨くこと、磨いた魅力を発信することに集約し、失敗を恐れず全力で活動することで、1年後にはメンバーであることにさらなる誇りを持つことができ、より地域から必要だと思っていただける団体になるはずです。この想いをもって1年間邁進することをお誓い申し上げ、理事長所信とさせていただきます。

LOMスローガン

「 利根沼田(まち)のため、未来のため、自身を磨き発信しよう! 」

基本方針

  • 強固な組織運営と相互尊重の委員会運営
  • 出会いと体験を大切にする研修の実施
  • 自身と向き合い新たな可能性を拓く研修の実施
  • 今もっている魅力を磨きあげる事業の実施
  • 稼ぐまちについて考える事業の実施
  • ファンを意識した会員拡大